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「バイ菌」と呼ばれていじめや差別をうけていたアトピー患者の話。アトピーいじめや差別はやめよう(実話)

「あいつに触ったら真っ赤っか星人になるぞw」

「あれ、このクラスに猿がいるなあ?w」

「あんな肌汚い子に触っちゃダメ!」

真っ赤っか星人、猿、汚い子

そう呼ばれたこと、ありますか?

ぼくはあります。たくさん

これを世の中ではいじめや差別と呼ぶのでしょうが「差別はダメ」とか言ってる大人でさえ、アトピーにはそれをしてしまうようです

ここで出てくる冒頭の真っ赤っか星人はぼくです

ぼくは小さい頃から高校生くらいまで、アトピーが原因でいじめ、差別的扱い、ハブられるなどされてきました

大人になった今は、いじめこそないですが、やはり差別的扱いをうけることはあります

たしかにアトピーは、見た目が悪いです

でも、それがいじめていい原因にはならないと思うんです

そして、アトピーや、アトピーでなくてもなんかしらの病気や障害をいじめのネタや差別する場合、いざ自分が当事者になったら同じ扱いを受けるんだということを知っておいてほしいんです

アトピーは、おとなになってから発症することもあります

そうなったときに、今まで自分がしてきた扱いを、自分がされる側になるんです

この記事では、ぼくが実際にうけてきた扱いをもとに書きます

将来の自分や自分の子供のために、アトピーをネタにいじめたり差別するのはやめよう

アレルギーのお化けと呼ばれた幼少期

ぼくは生まれつきアトピーと、重度のアレルギー体質を持っていました

アレルギーに関しては、IgE指数が常人の数万倍はある状態で、当時の権威的な先生が「アレルギーのお化け」と驚いたほどでした

今思うと、その表現ダメだろと思うのですが、それしかいいようがないほどだったのでしょう

3歳までは病室にいた記憶しかなく、そのころには身体中赤く、じゅくじゅくだけどカサカサで、皮は逆剥け、ほうきのようになっていたといいます

ぼくがうごくと、クイックルワイパーのようにぼくの逆剥けた皮がゴミをキャッチしていたそうです

当時は物心つく前だったので、ぶっちゃけ記憶もないのですが、当時から大変なアトピーだったそうで、親も苦労したんだとか

関連記事:「なんでアトピーにしたの?」と親を恨むことはやめよう

アトピーは無知な人からすると、虐待されてるようにみえますしね

大変だったのが、物心つく小学生くらいのころでした

あいつに触るとバイ菌うつる

小学生のときに、言われた言葉です

当時はいまよりもアトピーが悪く、全身が傷だらけで、顔も赤く、さらには頭皮すらむけてしまってフケもすごかった時期です

正直、見た目的には不潔そうにみえたのでしょう

そりゃそうです。皮膚はボロボロ、真っ赤、じゅくじゅく、フケ、そしてかき壊した皮膚からでる滲出液の独特のにおい

バイ菌、もってそうですもんね

案の定、ガキ大将のような子数人からそういう扱いをうけました

  • それいのぴーが触ったから触るとうつるぞw
  • あいつまたかいてる!バイ菌撒き散らすなよw

のような扱いは、よくうけていました

それを信じた女の子が、運動会の徒競走で手をつなぐ時などに拒否したほどです

幼いながら、じぶんが他とちょっと悪い意味で違ってしまっているのを理解してた僕は、ひどく傷ついたのを覚えています

ただ、救いもありました

幸い、一定数理解者がいてくれたのです。先生と同級生のKくん。

同級生は、アトピーではないですが、自律神経失調症をもっていて、ぱっと見健康ですが僕がアトピーというのを忘れるくらい自然体で接してくれました

最初はむしろエンピツで背中刺されたりなどして、ぼくはブチギレてたのですがたのですが、それをきっかけに話すようになり、意気投合

ぼくは他人に触ることすら拒否られていたので、触ってくれる、触らせてくれるKくんが一気に好きになりました

アトピーで虐げられてる人にとってはふつうに接してくれること以上に救われることはありません

また、先生はアトピーに理解もあり、曲がった事が許せない人だったので、アトピーを曲解してるガキ大将たちにしっかりと理解をさせてくれました

先生とKくんがふつうに関わってくれたことで、周りも「あれ?大丈夫なんじゃね?」となって、小学校高学年になるころにはいじめはなくなり、単純にアトピーならではのつらさだけで済みました

でも、もしこのふたりがいなかったらどうなってたんでしょうか

当時その学校で重めのアトピーは、ぼくだけでした

一時期、本当に人間不信になりかけてただけに、今まさにそういう状況にいる子がいたら…と思うといたたまれません

理解者がひとりでもいるだけで、本当に変わるんです

そして、アトピーはどうあがいてもうつらないしうつせない病気です

関連記事:アトピーはうつるの?現役アトピー患者が、うつらない理由を教える

転校初日に自分の顔が笑いのネタになった

ぼくは環境が変わるのが嫌いです

関わる人間が変わると、アトピーの理解がなかった場合、すべてまたゼロからやり直さないといけないからです

中学校のとき、転校をしました

ワクワク3割、不安7割でいたのですが、案の定、不安の方が的中しました

当時は、じゅくじゅくなどは軽くなり、見た目は割とよくなってたのですが「赤ら顔」だけはなぜかひどくなったんです

それはもう、日焼けかな?ってくらいの赤

写真を撮れば、ひとりだけ異様に赤い。そんなレベルの赤さ。

でも体全体は色白なのです

顔だけ、赤い。たまに赤黒い。

特徴的な眉毛(キリッとしすぎてる)もあいまって、おもしろかったのでしょう

初日から「猿が転校してきた」と話題になりました

ぼく以外は同じ学区内の小学校から上がってきた集団です。みんなは顔見知り

その中でぼくの顔の落書きがいいアイテムになってたそうです

それは人数が増えるほどエスカレートして、黒板にかかれて放置されるまでになりました

いちいちほかのクラスからのぞきにくる始末

初日からうんざりして「もう3年間はやくおわんねーかな」と思いつつ、教室の隅で本を読むだけの毎日になりました

ただ、それ自体はMくんというちょっと抜けてるけどクラスの人気者のおかげでなくなりました

席替えでふと前の席にMくんがきたとき「なあなあ、お前どこからきたの?」と急に話しかけられ、話すようになったのです

そこでぼくの顔の赤さの原因なども聞かれて、話したら素直に「ごめんな」と言ってくれて、周りの人にもそれは広がっていきました

そこからは顔自体でいじられることはなくなりました。

同じ学年におなじようなアトピーの子がいたのも幸いしたのかもしれません

まあとはいえ、多感な思春期、悩むことは多かったです

小学校の時のともあり、心のどこかで「人との間に壁」を作るようにはなってしまいました

おさないときの体験は、人格をつくるといいますしね

でもアトピーである自分を好きになってくれる女子もでてきたりなど、大人に近づくにつれて、理解者が増えてきてくれました(まあ逆もいますけど)

それに比例して、ぼくのアトピーもよくなっていきました

理解者って本当に大事なんです

そんな汚い手で作ったドリンクなんか飲みたくねーよw

これは大人になった頃、大学生のときの話です

このころには、アトピーが原因であーだこーだ言われることはなく「アトピーなんだ」といえば「おおそうなの」で終わるようになりました

ただし、大人になってもデリカシーないというか、無知な人はいます

ぼくは大学の頃はカフェ&バーでバイトしてたのですが、水仕事してると、手はふつうに荒れます

アトピーのぼくはその荒れ方がけっこう派手だったのです

ある日、いい感じによったお客さんがぼくの手を見て「なんでこんな荒れてんの?」と

ぼくは「アトピーで手荒れしちゃって…すみません」と

そしたら、見出しの一言です

酔ってるとはいえ、こんな大人がいるのか。大人になってもこんな人間がいるのか。と悲しくなった覚えがあります

こういうこと言われるのは、もう慣れてたし、ぼくも大人だったので、いちいち傷つきはしません

が、そのあともいろんな仕事でアトピーが仕事に影響するんだなと経験し、どんだけアトピーに理解ないの!と感じています

ただまあ大人になると、うつらないことは理解してるようで、見た目的な不快感だけみたいです

それもどうかと思うんですけどね…

でもなかには未だにアトピーを感染症の類と勘違いしてる人もいますしねえ

どっちにしろ、差別的な扱いをされることがあるのは変わりません

ノリでそういう発言をしてるだけなんだと思いますが、ノリでm

ただ、化粧水の実演販売の際はアトピーをうまくつかえたことがあります

成分などきにする女性に、ぼくがアトピーであることを打ち明けて「このアトピーの肌につけてもかゆくないくらいです!ということは?」といえば納得されるという…

いいんだか悪いんだか…

アトピーは大人になってもなる。将来の自分のためにアトピーをいじめるのも差別するのもやめよう

アトピーは今でも心ない人からいじめられたり差別の原因になったりします

でも、アトピーが他人事だと思ってる人、それは勘違いですよ?

アトピーは大人になってから急になる人もいますし、その方が重症化しやすいんです

今はすべすべできれいな肌してても、ひょんなきっかけで急にアトピーが発症することは少なくありません

そうなったとき、あなたが他人事だと思い無関心だったものの当事者になるんです

さらに、あなたがもしアトピーを差別したり、いじめのようなことをしてたのなら、今日からあなたがそれをされる側になります

なぜされるのか?

あなたみたいな大人がたくさんいるからですよ

あなたみたいな大人がアトピーの曲解を広めてたからです。それが自分に返ってくるんです

これはおこりうることですよ

環境の変化、ストレス、ほかの病気などがトリガーに一気に発症することはありますよ。まるで花粉症に縁がなかった人が花粉症になるように

アトピーは死ぬほどきついのに逃げ道もない生き地獄だ

さらに、アトピーはうつ病などのメンタル疾患と違い、障害認定されません。

さらに、アトピーそのもので人が死ぬことはないので、難病指定もされていません。

アトピーという理由で生活保護をうけることもできません。

アトピーは軽重症関係なく、一切の社会的援助はないし、補助もありません

つまり、セーフティネット、逃げ道がないのです

関連記事:社会的に死ぬ難病のアトピーがなぜ障害認定されないのか、はなはだ不思議である

人よりも健康状態がいちじるしくマイナスなのに、健康だと扱われ、健常者と同じ生活を強いられるのです

どんなにかゆみで寝不足だろうと、始業時間は守らねばいけないし、残業があれば夜遅くまで働くことになります

どんなに汗でかゆくても、夏はスーツ着てないといけないのです

「アトピーだからきつい」といえば甘えだのわがままだの言われますよ

仮に休職したくても「アトピー程度で何言ってんの?」という扱いです

退職したり、働けなくなっても、政府からの支援はありません

正真正銘のニートとして扱われます

闘病期間なのに、ニートだと言われるのです

むろん、その期間はすべての生活費を健常者と同じように自力で捻出しないといけません

まさに生き地獄なのです

ふつうでない体なのに、健康体として生きることを強制され、でも見た目がふつうでないので差別やいじめをされるのです

わかりますか?

目が見えないのに、見える人と同等に生きることを強制され、でもそれで差別やいじめを受ける

といえば無理ゲー感が伝わるでしょうか?

  • 杖を使ってはいけません
  • 盲導犬もダメ
  • その上で出社し、みんなと同じように仕事し、金を稼ぎ、休めない
  • でも目が見えないことで差別される
  • それでリタイアすればニートとされる

無理ですよね

アトピーは、なればわかりますが、同等の大変さです

別に目が見えないことと比べてるのではなく、想像を絶するしんどさなんだよ?でも社会的に障害でも難病ともみられなくて逃げ道ないんだよ?

ということです

それにあなたがなったとき、どう感じますか?

アトピーの人をいじめることや差別することはやめよう

誰も好きでアトピーになってるわけではありません

みんな苦しんで、よくなってほしくて戦ってます

逃げ道のない中で、崖っぷちに立たされて健常者についていけるよう頑張っています

もし、学校や職場にアトピーの人がいたならば、差別したりいじめたりするのではなく、その大変さを少しでもわかってあげてほしいです

特別扱いはしなくていいので、ふつうに接してあげてください

大変そうだったらすこしだけ心配してあげてください

アトピーは、ただアトピーになりそこにいるだけなのに、人からはへんな目でみられ、差別され、精神的にやられます。

アトピーだけど、健康だと認識されるせいで、肉体的にも毎日ヒーヒーいっています

ただふつうに生きるだけで、とてもしんどいのです

それを少しでも理解してくれる人が増えたらいいなって思います

そして、じぶんもいつでもアトピーになってしまうんだということを知っておいてください