最近ツイッターを見てると「フリーランスになります!なりました!」って記事を多く見かける。かくいうぼくもフリーランスの一端であるんだけれど、こういう類の記事のコメント欄は絶賛ネガティブキャンペーンなことが多い。もちろん例外もあり、応援されてる人もいるんだけど、なぜか叩かれるというかそういう感じのコメントが多い。
ただ、断言できることがある。それはフリーランスで仕事して、収入を得て生きていくことは難しくないよってこと。今回はその理由を経験を交えて描いていく。
フリーランスとして仕事を得ていくのは、意外と簡単な理由
これは先にも書いたが、経験談だ。もちろん仕事である以上、サラリーマンだろうとフリーランスだろうと甘くはない。フリーランスは、とくにクライアントワークをするならやっぱり結果がダイレクトに収入や評価に左右する。これはほんと。
ただ、その厳しさも理解した上でしっかりやっていけばフリーランスとして食っていくこと自体は難しい世の中ではない。
つまり、必然的に仕事に対しての姿勢を変えざるを得ないし結果にコミットしないといけなくなる。サラリーマンとして扱ってくれないから、成果出ないやつ=ゴミだからね。誰も守ってはくれないの。フリーランスが楽しい、自由ってのはイメージの話。芸能界が華やかに見えるのと同じ。
— ヒキコモリズム井上 (@luckyman0302) 2016年7月9日
1、仕事はけっこうある
これは実際なってみるとわかるんだけど、仕事はそこらへんに転がっている。クラウドソーシングサービスを見ても案件なんて腐るほどあるし、知人の会社なども人が足りなくって困ってることもある。「仕事がない、とれない」っていうのはけっこう幻想で、あるにはあるのだ。
ただ、例えばクライアントワーク的なものをやっていくのであれば正直最初は報酬は低い。買い叩かれる可能性はる。なんせ雇い主側からすれば「信用」がないからだ。例えばでかい企画に関わった経歴などがあれば、それが信用になるんだけどなんの実績もない場合は雇い主側としてリスクテイクすることになる。つまり様子見のために報酬が低く設定される。
安心してほしい。フリーランスの報酬はあげられる
先にも書いたが、フリーランスの世界は例えばブログで広告収入を得るとか、自分で仕事を作る系じゃない場合は完全に成果主義だ。成果を出す人へ仕事も金もながれていく。これはビジネスである以上仕方がない。どんなにいい人でも、どんなに頑張っても、結果がでない場合は「不利益な人材」となる。ここはサラリーマン以上にシビアだ。
会社員は将来への投資的な目で見てもらえるけど、フリーランスになると「今、どんだけ結果でるの?」という目で見られる。
でも逆に言えば「今、結果を出せ」ば、貴重な人材となる。セールスなら売上をあげればいい。ライターならいい記事を書いてPVなりセールスライティングで貢献すればいい。もしそれができれば、報酬は上がっていくし、上げるための交渉もできる。ただ、そのためには「今、精一杯結果を出す」という必要がある。
多くのフリーランスは、報酬の低さでやる気をなくす
スタートアップフリーランスさんは、総じて仕事単価が低いことが多い。そこでやる気を無くす人がかなり多い。気持ちはわかる。「俺の価値はこんなもんじゃない」という気持ちになる。でも、今そのレベルだということを実感した上で、そこである仕事に対して精一杯やっていくと他のフリーランスと圧倒的に差別化できる。
ぼく自身、多くのフリーランスさんを雇ったりしてきたけどちょっとしんどいこと任せたりしただけで折れたり飛んだりすることは多々あった。なんの数字も出ていないのに「もっと報酬をくれ」という人もいた。その中で文句を言わずらんらんと仕事をこなす人をみるとやっぱり「この人いいな」と感じてしまう。
2、しっかり仕事をすれば、フリーランス仲間から仕事がくる
上記の「今、与えられた仕事を誠心誠意やる」ということを徹底していくと、おもしろいことに仕事が舞い込む。見てる人は見てるし、口コミも起こる。仕事に対しての姿勢が評価されるかつ、結果もでていればその人材はやはり貴重。クライアントさんの取引先から「うちにもなんかやってよ」となったりする。
さらに、信用を得ていれば「こんな案件あるんだけどできない?」と、ひょんなきっかけから仕事をいただくこともでてくる。ぼくもこうやって生きて来たタイプだ。コミュ症だけどコミュ症なりに頑張った。
「できます!」と即答する
そしてそうやってお仕事を紹介いただいたときに、よほどやりたくないとか搾取系の仕事でない限り「はい!やります!できます!」と気持ち良く答えてみよう。そういう風に返答されると、依頼側として気持ちいいでしょう。人は気持ちいい人にものを頼みたいはずだ。
えーでも、だって…となると「じゃあいいや」となるのは、経営者などに多い性格だ。とりあえず機会を掴んであとのことはあとに考えるマインドが丁度いい。こういうのを繰り返すと、本当に仕事が舞い込む。要は、切るべき人間関係は切った方がいいけれど、お世話になってる方には最敬礼の姿勢で臨むといいってことだ。
3、フリーランスは独特のコミュニティがある
人は類友の傾向がある。ブロガーはブロガーの村で生きているし、各業界で村がある。実際、たとえばブロガーってだいたいブロガー仲間一緒だし。ツイッターのフォロワーなどみてもだいたい一緒。そんな感じで各業界でコミュニティが形成されています。その業界のコミュニティのなかに、サラリーマングループとフリーランスグループがあって、関わりあっているイメージ。
で、仕事ってそのコミュニティの間でやりとりされてるわけで。ということは、自分の業界のコミュニティにしっかり根付くことで、案件が回ってくるし、そので目立つことで「まずはあの人に」現象が起こる。この構図がある。だいたいある一定の業界にはいると、出会う人がほぼ同じになるわけです。そこで自分がどんなポジショニングを取るのか?という。
2つのコミュニティをまたぐと、強い
ただ、そのコミュニティってひとつにしか入れないってことはない。おすすめなのは2つ以上のコミュニティに属しておくこと。そうするとなにができるかっていうと、2つの業界を混ぜたような仕事ができるわけ。
たとえばブログやってるなら、ブログ業界だけでなく、デザイン業界にも入ってみる。リスティング広告やSNS広告の業界にも入ってみる。そうすると、ブログ×デザイン、ブログ×広告という仕事が生まれるし、作ることができる。ブログ業界で広告運用したい人やデザインしたい人にアプローチしていくこともできるし、逆もしかりだ。
ぼくはブログと、心理学、ウェブマーケ、セールスなどと属してるためブログっぽい仕事もできるし、セールスもできる。オンラインに応用してセールスライティングもできる。そんな感じだ。互換性のあるコミュニティに属すると、仕事を作りやすいし、得やすい。
そういうカテゴリを意識するといい。この画像の「ここ」ってところが仕事としてイケてる。
4、現代はそもそもフリーランスにやさしいし、なりやすい
現代はそもそも論としてフリーランスとしては活動しやすい時代。なんせランサーズなどのクラウドソーシングもあれば、SNSやブログがあたり前のように使える。しかも無料でだ。もしこれがない時代だったら…と想像するとゾッとするし、今フリーランスを名乗ってる人はほとんど消えてしまうだろう。
ブログで発信するだけで仕事がとれる
これはぼくがブロガーとしても活動してるから…というわけではないけれど、この現象は多発している。ブログをやっているだけで仕事がやってくる時代だ。もっといえば、ブログでアフィリエイトするだけで生活できてしまうことだってある。
以前のように、法人や団体から仕事をもらう必要性すらなくなってきてる時代だし、自分でできるものがあるならそれをサービスにしてブログなどで販売することだってできる。発信することで、営業をかけることなく仕事がつくれるし、営業すらする必要のない時代なわけだ。
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スマホだけで仕事ができる
もはやPCすら不要の時代だ。たとえばメルカリなどのフリマアプリを使えば、それだけで転売ができる。実際これで月に20万円ほどの収益を上げてる人はぼくのまわりにはたくさんいる。ぼくの相方もこれで月間収益10万円くらい出していたときもある。
FXも今やスマホアプリで高機能なトレードができる時代だ。ぼくのFXの師がFXを始めたときなんて、今ほどチャートが滑らかに動かなかったから大変だったと聞く。今はリアルタイムで動きが見えるから非常にトレードがしやすい。今はスマホがあればトレーダーになれてしまうのだ。
いろんなものが複雑化してるから、スキマ産業が作りやすい
現代は便利になりまくった影響で、無駄にことが複雑化してる。複雑化してるってことは、穴ができやすいってことだ。その穴をついたスキマ産業ができやすくなっているってこと。ブログができたからブロガーがうまれ、記事作成代行業がうまれ、SEO代行業も生まれたりしてる。そういう感じだ。
今新規でできているサービスはそういうスキマ産業が多い。自分はどのスキマを狙うか?を考えると、意外とチャンスが多いことに気づく。
5、副業の延長線で独立できてしまう
上にあるように、スマホで転売などするだけで収益を上げれてしまう時代だ。月に20万円の利益が出れば、独身だったらふつうに暮らせる。そしてそれが3つあれば60万円の収入になる。そしたらけっこうリッチメンだ。
以前のように、スキルを高めて取引先を見つけて、契約が決まってやっと収入ということではないわけだ。自分だけで、副業を本業レベルまで高めるだけで独立して生きていける。それをフリーランスと呼ぶべきかは不明だけど、形上フリーランスっぽくはなれる。
脱サラ=フリーランスというならば今はそれだけ簡単なわけだ。いうほどむずかしくはないし、それはイメージ上の話で、実際けっこうなんとかなってる人は多い。もはや副業が本業にできる時代な時点で、イージーゲームだ。
フリーランスとして仕事して収入を得るのは意外と簡単な理由まとめ
読んでみていかがだろう?けっこう簡単そうではないだろうか。もちろん、フリーランスには誰でもなれる。名乗ったらなれる。けどそこから食っていくにはもちろん努力は必要なんだけれど、ある程度できれば正直食ってはいける。
今はそういう時代だってこと。副業をつきつめてもいいし、クライアントをがっつり獲得しに行ってもいい。後者をやるにしても、今はSNSだって発達してるから、法人にアプローチするのも楽だ。すくなくとも飛び込み営業をする必要性も、ない。
もしあなたが会社に未来を感じず、やめたいと本気で思うのであれば明日からフリーランスとして生きていくのもありだ。それができる時代だってことなのだ。
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