プロ引きこもりのヒキコモリズム井上(@luckyman0302)だ。
読書をする人はとても多いけど、じゃあどれだけそれが身になってるか?まで考えると「読んだだけでしたてへぺろ」な人が多いとも感じる。つまり読んで満足状態ってこと。でもまってほしい。小説ならともかくとして、ビジネス書などの実用書って、けっきょくそれをスキル化までしないと意味ないよな?と。
でも1冊ずつ読んでいてはまどろっこしい。さっさとインプットして、スキル化したい。そんなあなたに学習効率を加速させる読書術を授けよう。
前提として「知ってる」と「できる」は全然ちがう
本を読む人で多いのが、情報デブだ。
この情報デブというのは「知識として知ってるけど、じゃあできるか?といえばできない」状態の人をいう。しゃべらせれば語るけど、実践したらできないっていうあれだ。「あーそれこないだ本で読んだ!こうすればいいんでしょ?w」というけど、やったらできない人、いるよね。
言いかえれば「知ったかぶり」ってやつだけど、これじゃ読書の意味がないと思うの。インプットしてそれがアウトプットできてはじめて身になったと言える。
イチローの練習法を知ってても、できないとそれって意味ないよね。知ってるだけでは1円の価値も生まない。
「できる」ようにするには、アウトプットが必要
といっても、うまい文章は知識ではなく、経験だ。理論を手で再現できてはじめてうまい文章がかける。つまり「アウトプットが大事」なわけで。いうなれば「アウトプットファースト」であることが必要。
1回の読書(インプット)よりも、1回文章書いてみる(アウトプット)ことのほうが大事。
でも多くの人は、インプット➡️インプット➡️アウトプットになる。もしくは最後のアウトプットがなく、情報だけ仕入れて終わる。これだとその読書にかけたお金と時間は「消費」で終わる。ぼくらは「なにかを得て自分をレベルアップさせるための読書」をしたいはずだ。
投資的読書はアウトプットファースト
本には情報を求めてお金を払う人が多いけど、それには明確なリターンを得る必要がある。
そして明確なリターンを得るためには「明確な動機」が必要だ。つまり「俺はなにを求めてこの本を読むのか?」ってこと。
でも多くの人は「なんとなく良さそうだから」で買う。これをこうしてみよう。
- まずはアウトプット(行動)をする。そうすると「なぜ?」が生まれる。
- そのなぜ?を解決するために「本」を手に入れる
- 本から仕入れた知見を元に、再度アウトプットする。
- アウトプットをしてみた後の「経験」からインプットする
- もういっちょアウトプットする
という感じだ。こんな感じでPDCAサイクルを回していくのだ。
「売れる文章を書きたい」というケースならこうなる。
- まず書いてみる。そしてそれを世に出す。反応をみる。
- 知識として売れる文章の書き方を理解するために本を読む。
- 本で得た知識をもとに再度売れる文章を世に出してみる
- ①と④の2回のアウトプットから得る知見を得る
みたいな。
①でまず書いて反応を見てみることで「なぜ売れないのか?」と感じるはずだ。その「なぜ?」を求めてインプットし、それを再度アウトプットする。そして最初の作品とくらべてどの程度さがあるか?を理解し、それもインプットする。
まずやるからこそ「インプットの明確な動機」ができて、そのあとのインプット作業がシャープになるっていう形。
書籍から効率よくインプットする方法
さて、このインプット作業にも多くの時間を割く必要はない。ここで時間を使いすぎると「情報デブ」への道まっしぐらだ。たぷたぷになって動きがのろくなる。
サクッとインプットしていくことが大事。その方法を以下にまとめる。ただ、ヒキコモリズム流なのでそこはご承知おきを。
1、その分野の本を一気に買う
1冊1冊買うのはもはやまどろっこしい。どうせ数千円〜数万円程度の出費なんだから「大人買い」しちゃえばいい。本屋いったりAmazonに向かう時間がもったいない。目につくだけポチろうぜという話だ。
例えばセールスライティングに関して学びたいなら、それ系の本を10冊くらい一気に買う。Amazonなら、関連書籍もひたすらポチる。レビューも読まない。目に付いたものを買う。
試しにAmazonで今学びたい分野の本を連続ポチしてみよう。ぼくは最近投資系の本を一気に買った。いくら使ったか定かではない。けど、あくまで「投資としての読書」なので、回収すればいいのだ。数万円程度の投資、惜しむ意味がわからない。
2、サクサク読みをする。
ここで1冊ずつ熟読する必要はない。精読しなくてもよし。
まずはザーッと飛ばし読み、斜め読みしていこう。これをぼくはサクサク読みとよんでる。どうせ一冊目でそれが知識となることはない。それでも少しずつ脳内に知識のカケラが溜まっていく。まずはそれでいい。
とはいえ、フォトリーディングや速読術などの勉強をする必要はない。あくまでサラサラ〜と読んでいけばいいだけの話。速読は目的じゃなくって手段だから、その手段のために投資はしなくてOK。
で、実際やるとわかるけど、ある程度一気に知識のカケラをいれていくと、それが徐々につながって本の内容が手に取るようにわかるようになる。点が線になる感じ。
例えばぼくは最近「ブロックチェーンにかんして知りたいなあ」と思ってそれ系の本を手当たり次第ポチった。最初は「ブロックチェーンてなんだべ」って感じで読んでたけど、5冊目にはイメージができるようになっていた。
無論、鬼のような数式などは意味不明だけど概要がつかめたって感じ。でもかけた時間は2日未満だ。
3、ある程度知識が線になったら「コレだ!」という本だけ精読
前提知識がついたら、サクサク読みしてる中で「なんかコレわかりやすいかもー」と思った本だけ精読する。そこで知識を熟成する。
今までのサクサク読みで、前提知識がイメージとしてあるので、スッと内容が入ってくるはずだ。そして、それでもわかんない言葉などはググってみたらいい。一気に知識のカケラがつながっていくはずだ。今まで点線で漠然とつながってたのが、しっかり線になる感じ。
これをぼくは「脳内スパーク現象」と勝手によんでる。
この状態になれば、最初よりも脳内に知識が蓄えられているので、同じことをするにも違った目線で見ることができるようになってるはずだ。脳的に進化してる感じ。ただまだ脳的になので、これを体で覚えていく必要がある。だからアウトプットの2回目が必須なわけ。
さらに効率よくインプットするためのコツ
ここで、さらにインプット作業を進化させるコツも紹介する。これはぼく自身サラリーマン時代にやってみてすごく効率よく学べたものだ。それでゆとりフリーターが一気に幹部にまで成り上がった感じ。
前提として、インプットの3つの入り口を理解する
あくまで持論だけど、ぼくはインプットには3つの入り口があると思ってる。
- 目
- 耳
- 体
だ。目は視覚情報、耳は聴覚情報、体は「体で覚える」という言葉があるように、体で覚えさすイメージ。包丁さばきとかは理論より体で覚えるでしょ?自転車のるのも。そんな感じ。
で、それぞれ行き先は電気信号として脳みそに行くんだけど、言い換えれば3つの電気信号を送ってることになるわけで。
じゃあ、この3つの信号をまとめて使ったらどうなんだろう?と。
目で読み、耳で聞き、手で同時にアウトプットする
トレードの勉強を音声でしながら文章を書くという修行をしてるのですが、意外と頭に入ってくるもんだな。以前、本を読みながら同じテーマのオーディオブックを聞いてメモをスマホでとって同時に情報処理する学習法をやってたからかな。
— ヒキコモリズム井上@プロ引きこもり (@luckyman0302) 2017年2月5日
まず、用意するものは3つ。
- 本
- オーディオブック
- スマホ(メモ帳的なもの)
だ。ここで本とオーディオブックはできれば同じテーマのもの、または全く同じものがいい。あくまでひとつの情報を求めることが重要。
で、本を片手で読みながら、オーディオブックを聞きながら、インプットした情報を即座にメモる。人がいなければブツブツつぶやいてもいい。最悪スマホなくてもいいけど。頭で反芻すれば。
これはものすごい集中力いるし、めっちゃ疲れるけど、何度も繰り返すと自然と頭に入ってる。覚えたな?という実感はないけど、インプットされてるやつだ。刷り込みにちかいものだと思う。
言いかえれば「全身使ってインプット」ってことになる。ぼくは受験勉強でも偏差値40くらいから半年くらいでMARCH射程圏に入ったんだけど、このときも目と耳と体使ってたな。英単語聞きながら、参考書開きながら、書くみたいな。
インプットは「一気に」やろう
インプット時間って、インプットだけになにも生産しないわけで。
商売でいえば、戦略練るのに時間かけて売るまでいかない…みたいなもの。つまり「価値」はうまない時間。価値を生むための準備期間なわけで。
ここに時間をかけると、進まないのだ。そしてインプット後のアウトプットから得られる経験からのインプットはレベルが違う。経験が一番最高のインプット。
ブログでどうこうしたいなら、ブログ書いたりしたほうがいいし、FXで勝ちたいなら、チャート開いて一回負けてみる方が学ぶことは多い。なので、インプットは時短がいいのだ。だから全身を使って一気にやって、そのあとのアウトプットで生産しまくって投資額を回収しよう。
それができなきゃその読書はただの消費だ。もしかしたら浪費かも。
時短インプット、投資的読書におすすめのツール
ここで、ぼくも利用してるサービスを紹介しておく。うまく使いこなすといい。
あ、前提としてスマホのKindleアプリとLINEは使う。とはいえ、これは紹介するまでもなくだいたいの人が使ってるよね。それ以外。ちなみにタブレット系は使わない。片手で持つにはでかいし。
Kindle umlimited
月額980円で数万冊読み放題だよーっていう神サービス。
「そんな本に金かけらんねえぜ!!」って人でもこれならいけるでしょ。けっこういろんな本が無料で読めるので、ひたすら読んでみたらいい。もちろん、駄作も良作もある。けどそんなの読んでみないとわかんないからね。(だから一気に買うことをおすすめしてる)
Amazonで検索すると、これで読めるやつはそう表示出てくるよ。
>>Kindle umlimitedに登録する(開いたページの上部バナーから登録できるよ!)
ダイレクト出版の月間ビジネス選書
これは年額29,800円かかるけど、その代わりAmazonでも読めない「ガチのビジネス洋書の翻訳本」が読めるもの。商売してる人向け。マーケティングとかセールスライティングとか、心理学が学びたい人には強くおすすめする。
年額29,800円=1日82円程度なので、安い。上記Amazonのサービスも年額13,000円くらいだしね。
紙の本と専用アプリでの電子書籍、オーディオブックがもらえるから、まさに「本とオーディオブックで同じものを読める」というもの。2/10までお得に参加できる。
オーディオブックのFeBe
まさに耳で読む本に特化してるもの。耳しか使えないときにおすすめ。ベストセラー本も普通にオーディオブックになってるので、まとめ買いしておくのがお得。テーマごとのまとめ買いもできる。
移動中や料理中などの手が使えないときにめっちゃ重宝する。プレミアム会員だととてもお得だ。
あなたも投資的読書術を実践して、効率よくインプットして成果につなげてみよう。そんで、本代が消費にならないようにしてみよう。
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知ってた?:解約違約金も縛りも3日3GBなどの速度制限もないポケットWi-fiが最高すぎる