プロトレーダーまであと少し!プロ引きこもり(@luckyman0302)だよ。ども。
トレードをしてる人は、割と手法に気が向いちゃわない?いわゆる聖杯探しというか。でもそれは勝てない人の特徴なんだよねって僕の師匠が言ってた。
個人的に、聖杯探し以上にトレードにおいて大事だなあと思ってることがある。
それが「目指すべき人物を決めること」。
トレードって一人でやるものだから、どこに向かってるかわかんなくなる時ってない?
そんな時のために、自分がなりたい像を探しておくのはとてもいいこと。
その中で、僕が数いる投資家または投機家の中でもっともビビってきた人物を紹介したい。
それがジェシー・リバモアって人。
また、相場の世界で生きる人はこれはバイブルに。伝説の投機家の反省を書いてる本。投機の考え方として、かなり大事なことが書いてある。この方は勝手に僕の師匠にしてる。笑
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世紀の相場師ジェシー・リバモア https://t.co/ZPD15XOgCD
— ヒキコモリズム井上@プロ引きこもり (@luckyman0302) 2017年7月19日
伝説の投機家「ジェシー・リバモア」
ジェシー・ローリストン・リバモアはアメリカの著名な投機家、相場師である。「ウォール街のグレートベア」という異名をもつ。
引用:wikipedia
このリバモアさん、今でもトレーダーの中では伝説となってる人なんだけど、僕はこの人の自伝本を読んで、
と思ったのね。
端的に言えば「元本さえ手にはいれば何度でもやり直せる」っていうことの証明。
僕はブログなどで食べてるんだけど、ブログって結局読者ありきなんだよね。
読者ありきってことは、読者が離れたら終了。基本的には。
例えば僕が犯罪者になったら、たぶん終わる。そんな感じ。
でもトレーディングの場合、手元に軍資金さえあればいくらでもやり直せる。
4回も破産しては大富豪へ返り咲いたジェシー・リバモア
この伝説の投機家は、なんと4回も破産してる。
人生で4回も破産することってあんまりないと思うんだけど、何がすごいかって、そこから全部復活してるってこと。なんだかんだで。
- 1897年、 ニューヨーク・ウォール街にて取引を開始するも6ヶ月足らずで破産する。これは彼自身が後に語ったところによると、注文が即刻執行される合百の取引スタイルと、注文の執行にタイムラグがあるニューヨーク証券取引所の取引スタイルの差異に起因するものであった。
- 1901年、強気の相場に乗り5万ドルの資産を作る。その後、この5万ドルを空売りに投じる。株価が下落するという彼の読みは正しかったものの注文の執行タイミングが遅れたため、直後の株価の反騰の波に飲まれ、同年5月に2度目の破産。
- 1907年10月24日、NY市場が金融崩壊の危機に陥ったとき2日で300万ドルまで増やす
などと、まるで人生そのものがチャートみたいにアップダウンしてるっていう。
本を読むとわかるんだけど、この破産にも、復活にもしっかりとした理由があるのがおもしろい。
- 他人の意見をベースに考えてトレードした
- 注文執行が遅れることを把握していなかった
- トレードに感情を持ち込んだ
- 無限ナンピン(ナンピンは相場が逆に動いた時にもう一回エントリーして取得単価をならすこと。難平)
- リスク許容外の損失にたじろいで判断力がなくなった
など、負けてるトレーダーさんが、
と思ってしまうようなエピソードが満載。
ここから学べるのは、伝説の投機家と言われるレベルの人でも、一般トレーダーと同じ感情の渦などに飲まれて敗北することがあったってこと。
それだけトレードにおいて、他人の意見とか感情は邪魔なものである…そしてそれは1世紀前から変わってないってこと。
そして、復活した要因として、
- 自分の明確なルールがあったこと(破産時はそれを守れてなかった)
- 保険を用意してること(奥さんの宝飾品)
- 定期的に資金を引き出す癖をつけた
などと、これまたトレーダーさんが参考になるものが満載。
よく有り金全部相場に突っ込む人もいるけど、常に余力を残しておくこと。これは大事。
ジェシー・リバモアの生き様からは、投資家心理とか、投資家および投機家がやるべきことがもろに学べるのが本当におもしろい。
書籍も自伝本のはずなのに、
- どのようにトレードしてたか?
- 心理描写
- リバモアのルール
- どこでエントリーしてたか?
なども詳細に書かれてて、そこらの手法本読むより鬼ほど学べたしね。
ジェシー・リバモアは最後に自殺した
おもしろいのは、これだけ成功した投機家なのに、最後は自殺してるってこと。
お金もたくさんあったし、美人な奥さんもいてそれでも「俺の人生は失敗だった」という。
ここら辺の人理描写は書籍でリアルに描かれてるんだけど、しっかりとトレードだけでないものを大事にすべきである…ということがわかる。
- 友人
- 家族
- 社会的イメージ
リバモアは相場で大儲けする代わりに、社会から非情な扱いを受けたりしていて、お金はあるけど得体の知れないモヤモヤをずっと抱えて生きていた、とある。
アメリカの金融危機の時に空売りで大儲けしてから「金融危機はリバモアのせい」みたいに言われたりね。
ここら辺は僕もそうなんだけど、トレードは確かに相場と資金だけで完結できる。でも、やっぱり人間関係とか幸福感を味わうためには大事なんだなーと(めんどくせえ)
トレーダーや投資家は、相場で勝つこと以外に何が大事か?に気づかせてくれたりも。
と同時に、評判なんか気にしなければ、生活に足るお金は取れるというトレードのメリットも逆から見ればわかるね。
ジェシー・リバモアのトレード術
伝説の投機家なだけに、さもすごい方法を使ってるんだろう…と思うかもしれないけど、それは違かった。
やってることはいとも普通。ただし、ネットも発達してない時にそれをやってたってのがすごい。
おそらくは、今のチャートで言えば使ってるのはローソク足と平均線くらいだと想定。
で、
- 明確なエントリールールを持って、
- 転換点をとる(順張りに変わる逆張り)
- 勝負所以外はエントリーしない
- 勝負所には資金管理しながら多くの資金を打っ込む
- トレンドが続く限り引っ張る
- トレードが終われば相場から離れる
って感じ。
つまり、明確なエントリーする形を決めて、そこが来るまではひたすら我慢。チャンスが来たと思えば果敢に攻めていき、エントリーしたかと思えば動かざること山の如し。そして炎のように利益をぶんどる。
そしてそれが終われば相場から離れてのんびりする…と。
僕は元来短期トレーダーなので、引っ張ることはあんまりしないんだけど、1日のエントリー回数が多くて疲れてたんだよね。
でもリバモアさんの本を読んでから「狙ってる形が出るまでは一切入らないスタンス」に変わった。
すごいノンストレスなトレードができるようになったよ。
100年以上も前にリバモアさんが体現したトレード術は、今でも通用するわけだ。
トレードで勝てるスキルの普遍性が明らかになるね。
おそらくAIが出て来てもこれは正直大して変わらないと思うよ。自動売買だとかそういうのは最終的には負けるデータが出てるから。
伝説の投機家ジェシー・リバモアに学べることまとめ
リバモアさんの本は個人的にバイブルにしてるんだけど、以下のことが実際のストーリーを持って学べる。
聞けば当たり前じゃんなんだけど、これが実際はできないんだよね。笑
- 他人の意見は気にしない
- 自分の明確なルールを持つこと
- ルールに則さない場合はエントリーしない
- ルール通りの場合は強気にエントリーして、結果を待つ
- 結果が出たら相場から離れる
- 資金があればトレーダーは何度でもやり直せる
- 資金を手元に常に残すための保険を持つこと
- トレード以外に人生の喜びを見出しておくこと
- 取れないリスクは取らないこと
- 相場は何も悪くない。悪いのは自分だと理解すること
他にも本当にこの人物からは発見が多いので、ぜひググるでも自伝本読むでもしてリバモア氏のことを知ってみてほしいなと思う。
分厚い本だけど、マジで価値あるよ!
以外とスラスラ読めちゃうレベルでおもしろいから!
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