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【書評】ウォーレン・バフェット自伝本「スノーボール」はお金と人生の本質がわかる名言だらけ

お金を愛してるプロ引きこもり@luckyman0302)だ。お金欲しいいいいいい!

僕はお金のことをもっと知りたいと思ってるんだけど、お金で悩むあなたに強くオススメしたい一冊がある。それがウォーレン・バフェットの「スノーボール」という本。これは世界一の投資家であるバフェットさんの自伝本なんだけどこれが金言だらけで。ほんといい本なんだ。

僕はこれをビジネスマンをはじめとした全てのお金のことを考えるあなたにオススメしたい。

ひきこ

ひきこ
世界一の投資家=世界一お金を知ってる人ってことでしょ?そりゃ学ぶことは多いよね。投資に興味なくても楽しめるよ!

ただし、クッソ長いので心して読むといいよ。笑

世界一の投資家ウォーレン・バフェットとは何者か?

投資に興味ある人ならウォーレンバフェットのことは知ってると思うんだけど、意外と知らない人が多いと思う。というのもApple創業者のスティーブ・ジョブズやMicrosoftのビルゲイツのように大きな事業を作った人でもないから。

ウォーレン・バフェットを一言で表現すると「投資でものすごい資産を持ってるけどものすごい質素倹約家でものすごいフェアな人」だと言える。

実際の半生はググったりこの本を読むと知れるので割愛する。

ウォーレン・エドワード・バフェットは、アメリカ合衆国の投資家、経営者、資産家、慈善活動家。世界最大の投資持株会社であるバークシャー・ハサウェイの筆頭株主であり、同社の会長兼CEOを務める。大統領自由勲章を受賞している

引用:wikipedia

ウォーレンバフェットを知ることでお金を知ることができる。人生が豊かになる。

バフェットさんは生まれながらの金持ちではなく、今でも質素な暮らしをしてる。8兆円の資産があるのに年収は1,000万円で、家ははるか昔に買った安い家。車もそう。でもかたや僕らはちょっとのお金を持つだけで消費しまくる。このバフェット思考を知ることで、本当のお金持ちになるためのエッセンスが知れると僕は思う。

  1. 若いころからお金に興味があり、稼ぐ。税金も納める。
  2. そのお金をほとんど使わず、貯蓄することで投資資金を貯める。
  3. 複利で回し、巨額の資産を構築。今ですら目の前の100ドルは将来の100万ドルと考えてる。
この記事ではこの本から読み取れるバフェットの名言を紹介しながらキュレーションしていくよ。
  1. お金の名言
  2. 人生の名言
に分けて書いていこうと思う。

ウォーレン・バフェットのお金の本質と向き合う名言

まずはお金の本質と向き合える名言から。お金は人生に必要不可欠なので、ぜひともお金と向き合ってほしい。

投資とは消費を先送りすること

投資とは、消費を延期することです。いまお金を出して、あとでもっと大きなお金になって戻ってくるわけです。ほんとうに大事な問題はふたつだけです。ひとつは、どれだけ戻ってくるか、もうひとつは、いつ戻ってくるか。

もはやこれが本質だなーって。僕らは今>未来でお金を消費する。

未来の100万円よりも、今1万円使って何を食べるか?買うか?の方が重要になってる人は多いよね。バフェットはこれを先送りすることで将来にリターンをえる考え方でいて、とにかく節約をしてたようです。

今ですら、古い家に住んでるって時点で察することができるよね。かたや僕らは35年ローンを組んで居住用の家を買ってしまう。買った瞬間価値が半減するのに、だ。投資目的ならともかくとして。

今消費するお金を投資に回すと10年後にどうなるか?を想像してお金を向き合うといろいろ見えてきそうだよね。

目先の利益にこだわらない

ひとつ、買ったときの株価ばかりに拘泥してはいけない。ふたつ、よく考えないであわてて小さな利益を得ようとしてはいけない

これもよくあるなって。目先の利益の欲しさに浅はかに考えて行動しちゃうこと。また、手を出したはいいものの、始めたばかりで迷うこと。

長期の目でみてどうなるか?を熟慮するのって大事。答え合わせは時間の経過がないとわかんないし。実際投資などやってみるとわかるけど、目先の値動きに最初は動揺するんだよね。で、利確して利幅伸ばせなかったりとか。これがよくない。

お金は長期目線で関わることが大事。

人のお金には手を出さない

他人のお金を使って投資してはいけないということだった。間違いを犯したとき、他人を怒らせることになる。だから、ぜったいに成功するという確信がないかぎり、他人のお金に責任を負おうとしてはいけない

東京にいたころ、僕は投資案件に関心があっていろんな話を聞きにいったんだけど、この「人の金を運用する」怖さを客観的にみて感じた。結局うまくいかないとみんな飛んでたし、そうすると多くの人が怒ることになる。

やってることはポンジスキームと同じだったりするから、注意。自分のお金を他人に預けてはいけないし、預かってはいけない。お金は自分で責任を追うこと。

安全マージン(損を抱えないライン)を設定すること

〝安全マージンを利用する〟投資は予想と不確実性の上に築かれる。安全マージンが大きければ、その投資判断の成果が失敗によって帳消しになることはない。なにより、後ずさりしないことが、前進への道である

投資だけでなく人生そのものが不確実性と予想でできてると僕は感じてる。未来のことは誰にもわからないし、確実なことなんてない。

だからこそ「安全マージン」を設定することで、今以下になることはないようにするってこと。人生で抱えた含み損は、なかなか挽回できないし、最悪子供に残すことになる。今以下になる可能性を潰しておくことの重要性がこの言葉で感じられた。

なので僕は全て「今以下になることのないもの」を選ぶようにしてる。今以下になるリスクを孕んでるものは、全てカットした。ゼロより上の世界で戦おう。今関わってることで、今以下になる可能性のあるものはないだろうか?あれば切った方がいいね。

必ず勝てる戦いをする。

友人のひとりがいったように「バフェットはウィン・ウィンのディールの達人だよ……ただし、自分の勝ちにならないことにはぜったいに手を出さない」

勝負の世界では、勝つか負けるか?なんだけど、どっちに転んでも勝てるようにしておくことの重要性。そして負けになる蓋然性が高いなら、手を出さない割り切り。周りに言われても、どんなに切羽詰まってても、負ける可能性はとことん避けること。

人に影響されたり流されてしまう人はこれを意識するといいね。自分のために一切ならない飲み会に付き合いで行くなんて、お金と時間が減る時点で負けてるでしょ。

それならお店と組んで主催者になって飲み会やるにしてもお金になる=勝てるようにやろうぜみたいな。

一番安い値段で売ってればいやでもお客さんはくる

「いちばん安い価格で売っていれば、川の底にだってお客さんは来るよ」とローズはいった。そのとおりだった。店が火事で焼けてしまったときには、消防士に無料でテレビを配った

これはバフェットが尊敬してたユダヤ系の女性起業家の言葉。

周りの量販店より法外に安い価格で販売して成功した起業家なんだけど、僕はこれに痛く共感した。当たり前だけど、クオリティーが変わらないなら安い方にお客さんはくる。物にあふれた現代は結局最後は価格競争が起きるんだから、だったら最初から安くしてしまえばいいという考え方。

僕はブログマーケティングの学べるオンラインサロンを相場が4,980円の中980円で作った(現在リニューアル済)けど、やはり正解だったなあ…と確信できた。そして今は情報の完全無料化へと舵取りしてる。

稼いだものをより少なく使う重要性

稼いだものよりすくなく消費することは、本質的に将来利用できる〝預り証〟を集めることになります。後日、手順を逆転させ、それまでずっと集めていた預り証の一部を換金すれば、稼いだものより多く使うことができます。あるいは、生きているあいだに贈り物としてあたえることもできますし、死に際して遺産として遺すこともできます

消費の先送りが投資…  という言葉の言い換えだけど、要は節約して未来で使えってこと。

これを債権とか株や不動産にしておけばそこから生まれた利益で将来的に使えるお金は増えるし、譲渡することもできる。節約って大事だなって痛く感じた。僕はまだ、消費する癖があるからもっと減らしたいなと。

浪費は論外にしても、消費を減らすことの重要性を最近めっちゃ感じてる。今自分が何にお金を使ってるのか?それはどんなリターンを産むのか?というマネーマネジメントは現代人は身につけておくべし。

今使ったお金はなくなる。使う先を未来に残るものにすれば、お金は増える。

不可欠性のあるものをやれ

〝不可欠性〟というのは、具体的にいうと、大恐慌のときも《レーシング・フォーム》がキューバで二ドル五〇セントで売られていたことを指している

わかりやすく言えば、時代とともにすたれることが目に見えてることには時間も金も使うなってこと。どんな時代になっても必要なもの、残るであろうものに投資せよってこと。

例えばわかりやすく言えば、電気とか水はどんな時代になっても必要なもの。食べ物だって必要。変化のスピードが遅いものをやる方がいいってことだね。または一部の場所ではそれに依存してるものなど。

Googleはこのネット社会では不可欠性のカタマリ。こういう事業を探すか、またはそれに付随するようなことにリソースを避くべし、ということ。「なくてもいい」というものはなくなるよってこと。

迷った時はホールドする

バフェットは、「迷ったときは持ちつづける」ことを経験から学んでいた。「じっと動かないことで、金のほとんどを稼いだ」という

エントリー(行動)すらしてないのは論外として、エントリーした後に迷ったらホールドする。簡単には手放さないことが大事。うまくいかなくっても、思ったようにいかなくても、明らかダメな問題でも発生しない限りは続けることが大事。

大局をみて、山のようにどっしり構えて動かない。お金でも人生でも僕らは目の前の事実だけで動いてしまうから、この考え方は持っていたいね。

お金はしまいこむだけでなく、正しく使うこと

貯め込んだ小銭をしまっているタンスに家族が触れるのをぜったいに許さなかった少年が、ようやく何百億ドルもの金を他人の手にゆだねられるようになった

昔は貯めた金に家族ですら触れて欲しくなかったバフェット少年。でも年齢を重ねるにつれて、それも無くなってきた。溜め込むことが全てではないという事実に気づいたから。

節約も消費の抑制も大事だけど、でも正しく使うことも大事。欲などを満たすためでなく誰かのために使ったり寄付したりなど。僕もこういうタイプだったんだけど、最近は人のためにお金を使うことをよくするようになった。

クラウドファンディングの支援、家事をしてくれるパートナーへの給与など。タンスにしまった金を有効活用してくれる人がいるなら、使ってみるべきだなと。お金は正しく使えば大きな価値をうむ。

金融派生商品には手を出さない

デリバティブは「金融の大量破壊兵器である」

デリバティブとは、いわゆる金融派生商品で、先物などの商品。株式や為替に付随した投資案件のこと。

これは個人投資家のニーズを満たすために作られた金融工学的なものなんだけど、これが原因でいろんな経済ショックが定期的に起こるようになってる。全て「派生商品」なので前提が崩れると一気に崩壊するという意味で金融の大量破壊兵器とバフェットは定義してる。

僕も投資に関しては、株、為替などの本質的なもの以外には手を出さないようにしてる。

少しでも損をする可能性のあるものは大数の法則でいつか損をする

一日に損が出る可能性がいくら低くても、賭けを何度もくりかえしていけば、リスクは大きくなり、何倍にもなる。ゼロが出ることがありえないなら別だが、いつかはゼロが出る。

例えばパチンコなどのギャンブル。あれは基本的には胴元がかつように確率論で設定されてる。胴元が勝つように設定されてるのであれば、やればやるほど負ける確率も高まるってこと。だって勝率は胴元の方が高く設定されてるから。

そういうゼロがいつか出ることが確実なものはやらないべし。または引き時をしっかり意識して欲ブタにならないことが大事。大体のパチンコ屋さんに入り浸ってる人って、最終的に負けてスって終わるパターンでしょ。

いつか損するなら、関わらないか、早めに切れってことだね。

小銭をかき集めるようなことはしない

無数の売買のそれぞれからちっぽけな利益を搾り出すという戦略は、「ブルドーザーの前で五セント玉を拾うようなものだ」

なんどもなんども取り組んで小銭を絞り出すってことは、いつか全部さらわれて終わる(ブルドーザーに持ってかれる)からダメだよってこと。

これは間違いなくそうで、僕もFXで多頻度売買、いわゆるスキャルピングをしてた頃があったんだけど、最終的には大数の法則で一回のでかい負けがあったら利益ゼロ…なんて経験がある。まさにこれだなって感じた。

大事なのは多頻度で取り組むことではなく、熟慮に熟慮を重ねて大きな利益をあげること。投資でなくってもブルドーザーの前でせっせと小銭稼ぎしてる人は多いんじゃないだろうか?と。

時代的にもうしんどい会社にいつまでもいて、給料という小銭にしがみつくのも同じようなことだよね。いつか時代というブルドーザーに持ってかれる。

とにかく損を避けること

原則その一──損をするな。原則その二──原則その一を忘れるな。原則その三──借金をするな。

バフェットさんの辞書に損という文字はない…とどこかで聞いたんだけど、それくらいウォーレン・バフェットって投資で失敗をしてこなかった人。99%勝ってるんだよね。これはこの原則が効いてるんだと思う。

損をするな、借金をするなってことは言い換えればマイナスを抱えるなってこと。この原則があるから、バフェットさんは「勢いではなく熟慮と計算の上で行動してる」ってことになる。とことん損になる確率を減らすまたは無くしてから初めて行動を起こしてるってこと。それくらいシビアにやるってこと。

言い換えれば臆病者であれ!ってことかな。

現にバフェットさんって行動は比較的スローだと、投資歴をみるとわかる。一つの企業の株を買うかどうかで5年考えたりなど。でもそれくらい損を避けるから、増えるんだろうね。大数の法則に当てはめれば、損する率があるのになんども取引すればいつか飲まれるってことなんだろう。

また、最初から損する状態になる借金はもちろんNG。

ウォーレン・バフェットの人生に役立つ名言

ここからは人生に役立つ名言だ。バフェットさんの尊敬できるところは、お金を稼いでることだけでなくその生き様というか高潔で公平な生き方にもあって、僕はだからこそ5年経てばみんな消える投資の世界で数十年資産を増やす続けられたんだろうなーって思ってる。

生き様すら、派手ではないけど魅力的で、一般人にも馴染めるものなのでぜひ参考にしてほしいなと。

ひきこ

ひきこ
こんなお金持ちいるんだーって感じるよ!
親指しゃぶりをする大人たち

〝親指しゃぶり〟とは「行動すべきときに、じっと座って考えたり、ぼうっとしたり、迷ったり、相談したりしていること」だ

これはバフェットのビジネスパートナーであるマンガーさんの言葉だけど、迷って行動に出ない様を「親指しゃぶり」と表現してる。これ、うまいよね。笑

実際この親指しゃぶりしてる大人って多いと思う。ずっと悩んで相談してるけど、実際な何はしないみたいな。特に日本人はこれめっちゃ多い。親指しゃぶってても何も起きないのにね。起業したい!っていう人が何もサービスをローンチしないのもそう。

言うだけってのは誰にでもできるからねえ。

積み上げるよりも崩れる方が早い

「名声を打ち立てるには一生かかるが、台無しにするには五分とかからない」自分が行動するとき、バフェットはまずそのリスクを考える。

これは体験したことがある人も多いはずなんだけど、積み上げるのは大変なのに崩れるのはあっというま。信用とか信頼だけでなく、いろんな意味で。しかもたちが悪いのは、これが自分ではない外部要因で起こされる可能性もあるよってこと。

はじめしゃちょーの浮気騒動もそうだけど、全く関係ない外野の人に貶められることもあるのが怖いところ。防げそうで、防げないのよねこれ。

なので、何か行動したりするときは「とことんリスク回避」をするように動くといいよね。僕はこれを意識してる。特に余計な人間関係などを断捨離することで、外部エラーは避けるように意識してる。その代わり、信用おける人にはゾッコンなんだけど。

まずリスクから考える重要性

最近はポジ思考がよしとされるけど、ネガティブ側から入る方がいい。

「最悪こうなるかな?」と最悪の事態を想定して行動する方が長期的に見て安定した人生になる。ポジティブなことはある程度予想できるし、その通りになることは多いけど、逆は一瞬だ。ちょっとの穴で一気に終わることだってある。

それこそ安全マージンの考え方になるけど、自分の行動にどれくらいの内在リスクがあるのか?は常に見て、リスク高の場合は足切りする方が賢い。今はいきなり殺されるような時代ではないけど、どこで何があるかわからないのは今も原始時代も変わらないんだよね。

ひきこ

ひきこ
ネガティブは悪いことではないよ!
隠し事はよくない

何度も現実になっている金言にあるように、犯罪そのものよりも隠蔽工作のほうが罪が重いのである

これはまさに公平で潔白な生き方をしようと言うバフェットのスタイル。

悪いことをするのは人生誰でもあるけど、それを隠そうとするから余計に悪になる。何かのミスで悪いことをしてしまったら、全て開示して正直に告白した方がいいってこと。隠すことでもっと闇に飲まれるってことだね。

人生何かの拍子に悪いことをしちゃうこともあるだろうから、この考え方を持っておきたいところ。もちろん、そのリスクそのものを避けることが大事なんだけどね。

卵巣の宝くじに当たった人は、当たらなかった人を敬うこと

「われわれの舟をひっぱっていた若者のなかに、もうひとりのビル・ゲイツがいたかもしれない。ここに生まれたばかりに、一生ああやって舟をひっぱる暮らしをするよう運命づけられている。機会があたえられていないからだ。私たちが金儲けのチャンスを得られたのは、まったくの幸運だったんだ」

これはバフェットが中国かどこかでビルゲイツと旅してた時に、舟を引っ張る仕事をしてる青年を見た時に発言したこと。その青年は生まれた時からその仕事以外の選択肢がなかったらしい。これは生まれつきの能力だけではなく社会もその人間の運命に関わりがあるという話。

それを見て「自分たちがこうやってチャンスを掴めたのは卵巣の宝くじに当たったから」と悟ったとのこと。この卵巣の宝くじは、生まれた時に運命付けられる不平等性のこと。生まれた時から恵まれてる平凡な才能しかない人もいれば、どうにもならない環境に生まれてくる天才もいて、後者はその環境のせいで決められた運命から出てこれないことがある…と言うたとえ。

バフェットが金持ちだけど公平かつ高潔なのは、この哲学があるから。

人は優越感を感じたい生き物だから自分より恵まれてない人を見ると安心するようだけど、自分がその状態にあるのは卵巣の宝くじに当たっただけで、実際は無力な人間だと認識することが大事だと言うこと。

僕は日本という恵まれた国に生まれてるし、もちろん病気持ちだけど卵巣の宝くじに外れてはない。だからさっさとバフェットのようになって、そうでない人へ慈善活動でもできるようになりたいなって思い始めた。

他人の意見は正解かどうかに関係はない

「独力で考えなかったら、投資では成功しない。それに、正しいとか間違っているとかいうことは、他人が賛成するかどうかとは関係ない。事実と根拠が正しければ正しい。結局はそれが肝心なんだ」

人は自分の決断に不安があると他人の意見で行動しがち。家族とか友達とかね。

でもそれは関係なくて事実と根拠さえ正しいのであれば正解だということ。他人の意見はあくまで意見の域を抜けないので、事実と根拠に乗っ取った判断をすべし!ってことだね。人の意見に流されず、判断しよう。

やった後悔よりやらなかった後悔の方がでかい

作為よりも不作為──買えたのに買わなかった──の失敗のほうが、ずっと頭に残っている

これはよくいうやつだけど、バフェットさんも同じだそうだ。

本を読んで見ると、バフェットは決断が早いわけではないのがわかる。その慎重さのあまりチャンスを逃すこともあったと。で、その後悔の方がいつまでも残ってしまう、と。これは僕らもそうだと思う。

もちろんリスキーなことはバフェット理論では避けるべきだけど、かといってチャレンジした方が得られるものが多い時もある。怖がって起業できなくて10年たった…とか。好きな人に告白しないまま卒業してしまった..とか。

どうなるかわからないけれど、やらない後悔を引きずるならやった方がいいこともあるよって話。リスクが許容範囲なら、やってしまった方がいい勉強になるんだろうね。実際僕も投資をするときは、今は学習段階なのでそういうときはリスクを減らしつつトレードして見たりしてる。その方が勉強にあるからだ。

人生にチャンスは限られているから、決定の質を上げろ

自分は一生に二〇回しかパンチを入れてもらえないカードだと考える。財務的な決定一回につき一度のパンチだ。小さなものにちょこちょこ手を出すのは控えるようになる。決定の質が上がり、大きな決定をするようになる。

人生にチャンスは限られてるし、ヒットを打つ回数も決まってるとしたら、行動がより慎重になる。つまり精査の上で行動するから、決定の質が上がるよねってこと。

転職が一生に1回しかできないとしたら、めっちゃ熟慮するでしょ?
これを見るにコロコロやること変えるくらいなら精査して大きな決断をした方が賢いねってことが感じられる。いくらでもやり直せる!と考えると判断の質が下がるけど、そうでないとしたら曖昧には行動できない。

決定はしっかり精査を重ねて確信度が高ければするようにしよう。ということだ。

結局、お金だけで幸せは手に入らない

私ぐらいの年齢になると、愛してほしいと思っている人間のうちどれほどの人間にじっさいに愛してもらっているかが、人生の成功の度合いをほんとうに測る物差しになる。  大金持ちというのはいっぱいいて、功をねぎらう晩餐会をひらいてもらったり、病院の棟に自分の名前をつけてもらったりする。しかし、世界中のだれにも愛されてはいないというのがほんとうのところだ。私ぐらいの年齢になって、だれにもよく思われていなかったら、銀行の貯金がいくら莫大でも、人生は大失敗

大金持ちのバフェットがいうと説得力しかない。笑

お金があればいろいろ手に入るけど、結局は誰からも愛されてない人生は大失敗だということ。これは金言だよね。お金を集めるために一生を終えて、死ぬときは誰も悲しんでくれない送ってくれない…なんて人生は寂しすぎる。で、その金は持っていけないし。

死ぬときに「遺産はよ!はよ!」って家族がなってたら、そんな悲しいことはないよね。逆に、お金が少なくっても心から愛されてる人はそれだけでハッピーなんだと思う。

そして僕は愛されてる気がしないから、このままじゃやばい。笑

ある程度までは人生金だろ?でいいと思うけど、それ以上になったらお金から離れないとね。

愛もお金では買えない

そのことは、自分が人生をどう生きてきたかを表わす究極のテストなんだ。あいにく愛は金では買えない。セックスは金で買える。功をねぎらう晩餐会も金で買える。どれほどすばらしい人物かということを書いたパンフレットは金でつくれる。だが、愛を得るには愛される人間でなければならない。金持ちほど口惜しいだろうね。小切手さえ書けばいいと思っているから。一〇〇万ドル分の愛を買いたい、と。だが、そういうわけにはいかない。愛はあたえればあたえるほどもらえるものなんだ

確かに、偽物の愛とか性的なものは金を積めばいくらでも手に入る。僕も連嶺の割にある程度のお金を持ち始めてから、過去の学校で一緒だった女子から言い寄られたことがある。無論、現役時代は仲良くなかったけど、だ。

でもこれは本当の愛ではなくって、お金に目が眩んだ愛なんだと思う。

本当の愛を手に入れるためにはお金ではなく、愛される人間にならないといけないってこと。世界一の投資家で世界2位の資産額をもつバフェットですらこう考えてるってことは真理だよね。もはや。

普通のことに感謝する

家族がいて、健康で、世界のために役立つことができる状態ならば、恨みつらみをならべるのではなく、ありがたく物事に感謝すべきだろう

これ以上に大事なことはない、とバフェットはいう。

もちろん、それを支えられるくらいの経済力は必要なんだけど、結局、食べるものがあり、家があり、家族がいて社会に貢献できることそのものがすでに幸福なことだということ。決して人生を幸せに生きるには特別である必要はなくって、普通に価値を感じられるようになりたいところ。

今の人はないものねだりのリレーをしてて、あるものへ目もくれないからね。

他人と逆行しながらも、傲慢になるな

他人が怖がっているときには貪欲に、他人が貪欲なときにはおそるおそる。ただし、市場を出し抜けるとは思わないこと

これはバフェットの投資スタイルから来ていて、何かのショックや不景気で株の動きが悪かったりすると一般人は売りに走るけど、バフェットはここぞとばかりに買う。いい企業を安値で変えるからだ。

これは金言。人が怪しいとか怖いとか言ってるときは仕掛ける時で、追随して盛り上がってるときは静観するってこと。流行りにのるのではなく市場が加熱してるなら外野から仕掛ける。ゴールドラッシュの時に一番儲かったのは金の採掘者じゃなくて道具を売った人ってのがまさにそれだよね。

ただし、それでも「自分は賢いから…」などと傲慢にはなってはいけない…とも釘を指している。

ちょうどいい塩梅の雪に自分がなること

「ちょうどいい具合の雪があれば、雪の玉はかならず大きくなる。私の場合がそうだった。お金を複利で増やすことだけをいってるのではないよ。この世のことを理解し、どういう友人たちを増やすかという面でもそうだった。時間をかけて選ばなければならないし、雪がよくくっついてくれるには、それなりの人間にならなければならない。自分が湿った雪そのものになる必要がある。雪の玉は山を登ってひきかえすことはできないから、転がりながら雪をくっつけていったほうがいい。人生とはそういうもの

自分が関わるものは人であれ仕事であれ、時間をかけて選ぶ必要がある。でもそのためには雪がよくくっつくちょっと湿った雪に自分がなる必要があるってこと。巻き込めるような人間になれってことだね。

で、上り道は大変だから、転がりながら巻き込んでいく。楽にいける方向を見極めて転がっていけばいいってこと。そのためには世の中を理解する必要があるってこと。

  1. 世の中を見渡す力
  2. 人をくっつけるような求心力ある人間になる
このふたつが大事なんだと思ってる。

過保護になる必要性はない

「うちの子供たちは、自分の居場所は自分で切り拓く。それに、どういうことをやりたくても、私が味方であることを知っている」とバフェットは述べている。その家に生まれたというだけで、一生なくならない食料配給券に等しい信託基金を用意してもらうのは、「有害」だし「反社会的」だという

今の親は過保護だときく。

僕もパパやってる身分としてそういう気持ちになることは多いけど、大人になったときは放置しようと思ってる。上記のバフェットの言葉のように「自分の道は自分で切り開ける」と信じてあげることって教育上大事だなって。

僕は割と過保護にされ続けれたので親から信用されてる感を持ったことがなかったからコレだ!と。親のやることは「味方である」だけでいいってこと。僕は18歳になったら一定額のお金だけ渡して、あとは好きにやればいいと教える予定。

また、お金持ちだからと言って、財産をリレーするのは子供の可能性を潰す意味で有害ということだ。自分でどうにかする力のない大人は何も社会に価値をうまない。ゼロからスタートさせることは超重要だなと。

日本の義務教育は「与えられて当然マインドのポチ人間熟成機関」なので、はよ変えた方がいいよね。

合わせて読みたい

▷日本の義務教育に「ググる」と「自分の頭で考える」の科目を入れよう?

正直かつ一生懸命であれ

「いちばん大事なのは正直であること」そして「二番目が一所懸命働くこと。仮に望みどおりの仕事にすぐ就くことができなくても、なんでもいいから引き受けなさい。もしあなたが優秀なら、向こうは雇っておこうとするでしょう」

これは最近の若い連中に足りないことだなって思う。僕も若いけど。笑

正直である…っていうのは素直であるってこと。嘘はつかないのは当たり前として、自分の人生に素直になれてるか?っていうこと。自分を偽って我慢してる人は多い。本当は嫌なのに妥協して生きる人生はよろしくない。

かと言って、わがままでいいわけではない。ノースキルで使えない人材なのに「この会社で得るものはない!」ってのもおかしい。ただの傲慢。まずは受けてみることは大事だ。フリーランスで大した能力がないのに「この仕事はしたくない!」って人間にはチャンスは来ないと思う。

先に書いたように人生のチャンスは限られてるのだ。

いい結果を残せば、もっといいチャンスは向こうからやってくる。

褒め方と批判の仕方のモラル

〝褒めるときは名指しし、批判するときは分野の不特定多数を批判する〟というのが、バフェットの鉄則

ネットが発達したことで、ある特定の個人が言われないことでぶっ叩かれて信用を失う問題が起きまくってる。関係ない何万人がひとりをリンチする構図は誰もハッピーじゃないよね。小学生にいじめと同じ。

批判のようなネガティブレスポンスをするなら、名指しはせず不特定多数へ向けてやること。そうすれば誰かが大きく傷つくことはない。でもポジティブレスポンスをする場合、名指しでしてあげる。そうすることでその人は自己肯定感を感じることができる。

これは今のような一億総発信者時代には鉄則にしたいところ。これがあればインターネットが誰かを傷つけることはなくなるんじゃないかな。

ウォーレン・バフェットを知れば人生が豊かになるヒントを得られる

いかがだっただろうか?

投資本などで取りざたされているバフェットさんだけど、この人のすごいところかその投資術だけでなく人生そのものの哲学にあると僕は思ってる。そこからその投資の結果が出てるわけだし。

世界のお金持ちの中でもこの人以上に潔白で高潔で公平な人は存在しないのでは?と。だからこそオマハの賢人と呼ばれているわけで。お金含めて豊かな人生になるヒントがバフェットには隠されているので、この自伝本は長いけど一読の価値がある。

今回引用した部分はほんの一部だ。これ以上に学びがある本なので、休日にでもじっくり読んでみることをオススメする。稼ぐテクニック本なんかよりずっと価値の高い一冊だ。